戸籍による家系調査
2.古い戸籍を取得する家系調査
これは、行政書士の先生達がよくやっている調査です。
無論、自分でも出来ます。
■まずは自分の戸籍(戸籍謄本)を取る。次は父親の・・・
まずは、自分の戸籍謄本を取ってみます(取り方は、役所に聞いてみてください)。
必要な情報は自分の本籍地(免許書に記載があります。)。
結婚されているなどして親の戸籍を抜けている方は、そこに自分と自分の配偶者、子供が載っています。
そこに、自分の父親(前戸主)の本籍地も載っています。
次は父親の戸籍謄本を取ってみましょう。
遠方の場合は郵送でも取れます(取り方は、役所に電話するなどして聞いてみてください)。
基本的にはこの繰り返しです。
父親の戸籍が取れたら、父親の父親(祖父)の本籍地の役所に戸籍を請求する。
その次は父親の父親の父親・・・。と順番に取って行くだけです。
が、これが結構難関でして・・・。
■難関1。字が読めない・・・旧字・くせ字・あんまり上手じゃない字^^
ここを見てる方の年齢にもよりますが、お祖父さんくらいから戸籍は手書きになってきます。
役所の戸籍係だって人間ですから、字がうまい人もいれば下手な人も・・・。
さらに字自体も旧字が出てきたりして、かなり読みにくくなってきます。
←こんなのとか・・・。読めません・・・・・。
・・・ここが頑張りどころです。
基本的には日本語ですから(当たり前ですが)、頑張って読みましょう。
全部を読む必要はありません。
必要な情報がわかればいいのですから。
必要なのは、
1.戸主の父親の住所と名前
2.直系の人(古い戸籍には、一緒に住んでる人が皆記載されていたりしますが、普通は直系の方しか調べません)が戸籍を抜けた理由(死んだのか、結婚したのか、養子に行ったのか、など)です。全部読もうとすると、頭が痛くなってきます。
読めない字は、次の次のページ参考図書『書道字典』などで調べると良いでしょう。
読みにくい字のために、見落としも多くなってきますので要注意です。
そして、もう一つの難関が『地名』です。
■難関2。『地名』
字が読めた~。ふんふん、次の戸籍の請求先は『○○県○○村ね』、ってとこまできて、○○村が今はどこにもないことに気づいたりします。
古い地名は結構な確率で名前が変わってるんですよね^^;
○○村が○○市になった、くらいなら、ちょっと調べればわかることですが、全く違った地名になっていると、かなり辛いです・・・。
インターネットや図書館を利用して徹底的に調べてみてください。
ある程度の場所がつかめれば、役所の戸籍係の人に聞いても、快く教えてくれます。ただし、その役所の管轄の地域であれば、ですが。
■戸籍(戸籍謄本・除籍謄本)による家系調査のメリット
・直系のご先祖様を正確に、しかも結構深く探れる。
(大体、江戸末期くらいまでわかるようです)
■戸籍(戸籍謄本・除籍謄本)による家系調査のデメリット
・慣れない人は人名、地名の読み方、現在地などで詰まる。
・戸籍には保管期限があるため、一定以上はさかのぼれない。
素人には読み落としがかなりあるようなので、出来れば完成した後にでも、家系図を扱っていらっしゃる行政書士さんにチェックをお願いしたいものです。
もちろん、丸ごと、頼んでしまってもいいのですが。
札幌の家系図作成代行センター
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