鉛筆での下書き
【鉛筆での下書きについて】
家系図を筆耕する前に鉛筆で下書きします。
※薄い鉛筆で濃く書くより、濃い鉛筆で弱~く薄~く書くほうが後から消しやすいです。
ここで重要なのは、バランスです。
・上下左右の余白
・人物及び生年没年、タイトル (○○家系図)の文字の大きさ
・人物の間隔
※下書きの写真なのですが、うす~く書いてあるのでよく見えませんでした。すみません。
この時点で仕上がりの美しさが決まります。
特に二系統の家系図を筆耕する場合は、バランスが大変難しいです。
筆耕担当の藤井は、全く妥協しません。
家系図作成代行センター筆耕担当藤井進(藤井龍雲、行政書士兼書道家)
「これ以上は誰がやっても出来ない」というところまで仕上げなければ6時間かけて書いた下書きも、没にします。
それぞれの家系図の記載人数の多さ、系線の複雑さに応じて、バランスよく仕上げなければなりません。
人物間の間隔は2ミリ単位で計算して配置します。
実はこの下書き作業が最も難しいです。
当センターでも最初は上手くいきませんでした。
・一番最初に書いた家系図です。
※系線が歪んで見えるのは写真を撮るのが下手なためです
人物間のバランスは良いのですが、余白や文字が大きすぎ、全体的に間延びした感じです。
当初は、生年没年も記載していなかったのですが、そのため空白が大きすぎ、こちらも間延びした印象の一因となっています。
・最初に書いた家系図に、後から生年没年を入れたものです。
空白が埋まり、間延びした感はやや薄れたのですが、最初から生年没年を入れることを想定したバランスで下書きしていなかったので、 満足いく出来とはなりませんでした。
・何十枚と依頼をこなした上での現在の家系図です。
感覚的なものなので上手くはいえないのですが、上の作品に比べるとガラッと引き締まっています。
相当いい出来なのですが、まだまだ改善して行こうと思います。
例えば、ここ(赤丸)の余白が少々大きいです。
横135cm×縦35cmの半切の紙をそのまま使っているのですが、縦の35cmを、数センチ短くして、巻物自体の縦の長さを小さめに表装すれば、縦の余白が少なくなりもっと美しくなるはずです。
余白を削るとこんな感じ↓
札幌の家系図作成代行センター
全国対応で家系図作成業務を請け負っております。戸籍(戸籍謄本・除籍謄本)による家系図の作成、書道家が筆で書いて巻物や掛軸に表装するサービスも行っております。
札幌の渡辺宗貴行政書士事務所が運営する、家系図作成代行センター。戸籍を超えた家系図サービスを実施しております。