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本表装と機械表装(1)

では、本表装(手表装)と機械表装を比べていきます。 【見た目】 どっちが機械表装で、どっちが本表装かわかるでしょうか? 上が本表装ですが、実物を見てもほとんど違いはありません。 アップにしてみると。 本表装(手表装) 機械表装 すいません。アップにしても写真じゃ良くわからないですね。 実物の折り目などを良~く見ると、本表装のほうに若干ですが手造り感があります。 見た目には、機械表装と本表装にほとんど差はありません。 むしろ機械表装のほうが、綺麗に見えるかもしれません。 表装に付いて予備知識の無い方に、機械表装と本表装を見せると、 多くの方が「機械表装のほうが綺麗」と答えるデータがあるようです。 でも、私の素人目から見た感想ですが、本表装には機械表装には無いぬくもりがあるように思います。 ましてや私は、私の家系図の巻物を作ってくれた表具師さんと直接お会いして、 その真摯な姿勢に触れ、表装にかかる手間隙や技術を見せていただいているから余計にそう思えるのかもしれませんが。 表装に精通した人なら私より上手く説明できるのでしょうが・・・、少しでもわかりやすくお伝えできるように例を挙げてみます。 例えば、文字 筆耕担当の藤井が書いた字と、パソコンの正楷書体です。 例えば、手袋 うちの母ちゃんが、(私の)姉の子供のマー君のために編んだ手袋と、市販のメーカー品です。 例えば、プラモデル 私が3日かけて作ったズゴックと、完成品で売ってるゴックです。 感覚的なものなので、言葉では伝えにくいです。 下手な字でも手書きの手紙の方が想いが伝わることもあります。 綺麗なホテルより飾らない民宿のほうが安らげることもあります。 血統賞つきの猫より、雑種でかぎ尻尾のうちの猫の方が可愛いです。 上手く言葉にできないのですが、要するに、そんな違いを感じます。 ※重さ、手触りは? これも、文章ではお伝えしにくいのですがだいぶ違います。 本表装の方がより柔らかで軽いです。 表装は、見た目の美しさももちろん大事ですが、長期にわたって保存することも重要な役割です。 柔らかで軽い方が、痛みにくく長期保存に適します。 詳しくは後述しますが、本表装が「作品の紙の厚さに応じて裏打ちの紙の厚さを選ぶ」「巻物か掛軸かによってふさわしい裂地を選ぶ」など、作品一つ一つに対して元来の目的に則した作成方法をとっているのに対し、機械表装は一律に作成されてしまいがちだということで違いが出ているのだと思います。

札幌の家系図作成代行センター

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